飲料水 自動販売機
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以前「百貨店で,10円で買えるもの」という記事を雑誌でみたことがありますが,当時のソビエトの最小のお金「1копейка(コペイカ, =0.25円)」で買えるものが1つありました.
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それが,自動販売機で売られている「炭酸水」(газированная вода ガジラヴァンナヤ・ヴァダー)です.右の自動販売機は写真はモスクワではなくハバロフスクで撮ったものです.かなりボロいですが,ちゃんと動いています.
この販売機は砂糖の入っていない1コペイカの炭酸水だけを売っていましたが,このほか砂糖の入った3コペイカの炭酸水も売っているものもありました.右下の写真の6台の販売機のうち,右の4つがその種の販売機です.
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さて,こちらの飲料水自動販売機は,ビンや缶や紙コップで品物が出てくるのではありません.ガラスのコップが置いてあって,それに「汲んで」飲むのです(右上の写真の販売機ではコップがどこかにいってしまっています).
自動販売機には,コップを置くところが2つあります.まず,左側にコップを逆さにして置いて,上から押さえつけます.すると,下から水が噴き出して,コップを洗うことができます.そして,今度は右側にコップを立てて置き,お金を入れてボタンを押すと飲み物が出てきます.
右の写真では自動販売機が何台か並んでいますが,コップは販売機の数だけそろっていません.右端の男性は,コップが空くのを待っています.
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飲み物の値段ですが,右上の写真の左2つの販売機の飲み物は,昔の駄菓子屋にあったようなちょっとどぎつい色のやつで,10コペイカでした.また,同じような仕組みでペプシコーラを売っている販売機もあり,これは35コペイカでした.
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